子育て中は、自分のことはつい後回しになってしまいがち。特に出産後は、予想もしていなかった不調があちこちに現れることがあります。
以前、妊娠中の歯のトラブルについても記事にしましたが(妊娠中に虫歯が12本もできた話はこちら)、今回は、私自身が経験した「産後の歯のトラブル」についてお話しします。
1人目産後の歯の痛み、原因はまさかの「食いしばり」
1人目を出産し、職場に復帰して間もない頃のこと。ある日突然、歯がズキズキと痛みました。
「やばい、虫歯かも…!」と焦って歯医者に駆け込みましたが、虫歯ではなく、
なんと、ストレスで無意識のうちに強く歯を噛みしめていた食いしばりが原因だったのです。
先生曰く、職場復帰したばかりのママに多い“あるある”の症状とのこと。
育児と仕事の両立、心身の緊張や疲労…思い当たる節は確かにたくさんありました。
その後、夜間の食いしばりから歯を守るため、歯科でナイトガード(マウスピース)を作成して寝ている間装着することに。これでしばらくは落ち着いていたのですが…。
2人目出産後、歯が欠けた!
2人目を妊娠し、つわりが始まってからは、気持ち悪くて口に何か入れるのがつらく、歯磨きすらできない日もありました。そんな状況なので、ナイトガードの装着もできなくなりました。
つわりも妊娠後期まで続き、長期間つけていなかったことで、マウスピースはきつくなり、再び型を取り直さないと使えない状態に。けれど、出産後は自分にかける時間も気力もなく、夜間は授乳や水分補給、間食などもあり、マウスピースをつける余裕はありませんでした。
「もう少し落ち着いたら…」とそのままになっていたのですが、そのうち、夜間授乳時等に麦茶を飲むことが多かった私が、歯磨きの時に鏡をよく見ると、歯が黒い・・!!
茶渋で歯が黒くなっていることに気が付いて、ショックを受けました。
そしてその後、予約を早めた歯科の定期メンテナンスでさらに衝撃の事実が判明…。
先生:「前歯、欠けてますよ」
え!?と鏡をのぞくと、たしかに私の前歯がギザギザになっていて欠けているのが分かりました。
『うそーー!!こないだまでこんな形じゃなかったのに!いつの間に!!』
まさかの結果にショックで呆然としました。
食いしばりがもたらす影響とは?
私のように、無意識の食いしばりはさまざまなトラブルを引き起こします。
- 歯がすり減る、欠ける
- 顎関節症(顎が痛い、カクカク音がする)
- 肩こりや頭痛の原因になることも
とくに産後の女性は、ホルモンバランスの変化や慢性的な睡眠不足、ストレスなどが重なりやすく、症状が出やすい時期でもあるようです。
私の場合は、最初から歯が欠けたのではなく、それまでの産後の定期メンテナンスの際にも、食いしばりで〝ヒビが入ってますよ”といわれていた歯がありました。
食いしばり対策
食いしばりによる歯への影響を防ぐために、普段からできることは、
- マウスピースの使用(ナイトガード)
→産後すぐ新しいものを作り直していればこうはならなかったかも… - ストレスケア
- 日常の癖を見直す
無意識に歯を噛みしめている時間帯(授乳中、スマホを見ている時など)を意識する
→私の場合、言われてみれば授乳の時に歯に力が入っているかも!と気づきました。 - 定期的な歯科受診
→まさに私、やっていてよかった!!
40代でまさかの歯科矯正(インプラント)
私の前歯はもともと出っ歯でだったので、小中学生の頃に親から「矯正する?」と言われていた記憶がありますが、「嫌だ」と断ってきました。
40年も矯正せずに粘って、ここまで付き合ってきたこの歯。もはや自分のトレードマークとも言える歯が…ショックでした。
先生からは「このままだと見た目も噛み合わせもよくない、これ以上ひどくならないように矯正をおすすめします」とアドバイスされ、かかる費用が気になりつつも、さすがの私も「これは矯正しかない」と覚悟を決めました(もちろん、金額にもまたショックを受ける私でした…笑)。
後日歯型を取り、インプラント矯正の説明時にシミュレーション動画を見せてもらうと、今の歯並びが少しずつ整っていく様子がリアルに映され、「こんなに綺麗な歯並びになるんだ…!」と感動しました。そして少しわくわくした気持ちに。
やっぱり見た目がそろってきれいに見えると気持ちがいいですね。自分の歯がこんな風になるのかと思うと、治療が少し楽しみにも思えてきました。
インプラント治療の期間中は、基本飲み物はお水、間食もなかなかできなくなるなど、制限がかかり不便も大きそうですが、大金をかけるのですから頑張るしかない!!
そして育休中の今、だらだらと毎日おやつを食べたりコーヒーを飲んだり♪の生活で、若干体重が増えて薄々、「このままじゃヤバいな…」と感じていたところでした。
このぐーたら生活からの脱却の良いきっかけと思って頑張りたいと思います!
まとめ
以前のブログでも書きましたが、私は妊娠中に虫歯が一気に12本できた経験があります。あのときも驚きましたが、今回の「食いしばりで歯が欠けた」出来事も、まさかの展開でした。
産後の体は予想外のところにもダメージが出ることがあります。産後の目まぐるしい生活の中で、体調の変化に気づかず、後回しになってしまうことが多いですが、早めの対応が自分の健康を守ることに繋がります。
育児に頑張るママが、毎日ほんの少しだけでも、自分の体を見つめていたわる時間が増えるきっかけになりますように。
無事にインプラント矯正が終わって綺麗な歯並びになったら、またレポートします♡
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