風邪が治っても続く下痢…原因はまさかの“ミルク”だった!?乳糖不耐症に気づくまで

育休ラスト、慣らし保育のタイミングで…

育休も終盤、いよいよ慣らし保育が始まり、職場復帰に向けて心の準備をしていたある日。
ついにやってきたのが「保育園の洗礼」。慣らし保育開始からわずか2週間で、早速風邪をもらってきました。

幸い、熱は1日で下がって、食欲も戻り、機嫌もいつも通り。
「すぐ元気になってよかった〜!」と思っていたのも束の間。

その後、整腸剤も飲んでいるのに下痢だけがなかなか治らず、2週間以上も続いてしまったのです。

整腸剤を飲んでも続く下痢

小児科でもらった整腸剤を飲み続けるも、症状は一向に改善せず。
日によっては1日に7〜8回もゆるいうんちが出ることもあり、おしりも真っ赤に。
おしりふきで拭くと痛がって泣くので、たっぷりの水で湿らしたコットンで洗い流すように拭き、薬を塗る毎日でした。

でも不思議なのが、本人はいたって元気!
食欲もあるし、機嫌も良くニコニコ遊んでいる。下痢以外はとにかく元気そのもの。
下痢が長引いているのに、私も家族も体調は問題なく、うつる気配もなし。
「胃腸炎ではなさそうだしな…」と疑問に思っていた頃、
保育園の先生たちも「なんででしょうね〜元気なのに…」と首をかしげていました。
私もモヤモヤとしたまま、原因を探る日々。

そんな中で、ふと気づいたことがいくつかありました。

保育園では出ない下痢?

まず、不思議に思ったのが、下痢が出るタイミング
実は、出るのは決まって保育園から帰った後だけ。

つまり、保育園に行っているあいだはうんちが出ないんです!
不思議ですよね~?

登園前の朝に3回も下痢をして、母はおむつ替えで大忙し…
やっとの思いで登園し、さて保育園ではその後どうだったかな?と、夕方心配しながらお迎えに行くのですが、
先生からは毎回、「保育園にいる間は出ませんでしたよ~」と言われ、
「本当ですか?良かった~」とホッとする一方、本当に不思議に思っていました。

そして家に帰り、夕方のミルクを飲ませるとまた何回も下痢が続く…

「もしかして、園ではまだ緊張してるのかな」
「おうちに帰ってホッとしてうんちが出るのかも?」

最初はそんな風にも思っていました。

でもそんな中で、もうひとつ、ふと気づいたことが決定的なヒントになったのです。

ミルクを飲んだ直後に、連続で下痢!

それまでも、なんとなく、ごはんやミルクの後に下痢が続くな~という感覚はありました。
ある日、保育園から帰って夕方のミルクを飲ませていた時。
ごくごくミルクを飲んでいるそばから、娘のお腹が「ギュルルル~っ」と鳴る音が聞こえたのです。

すると、そのあとすぐに2回、3回と立て続けに下痢!

あまりにもタイミングがハッキリしていて、もしかして「ミルク…?」とピンときました。
そして、思い返してみたら「そういえば、ミルクを飲んだ後にすぐ出る気がする…!」と思ったのです。

食べ物も、ごはんをおかゆにしたり、消化の良いものにして気を配っている。
他の風邪の症状は治っているのに、整腸剤を飲んでも下痢だけは続く…。
これはただの風邪による下痢ではない気がする…。

ちょうど整腸剤が切れたタイミングで再び小児科を受診すると、
先生から「もしかして…」と“乳糖不耐症”の説明がありました。

ノンラクトミルクが回復のきっかけに

もしかしたら下痢が続いたことにより二次的に起こる乳糖不耐の可能性があるので「試してみてもいいかもしれませんね」と言われ、専用のミルクを紹介されました。
小児科の帰りにそのままドラッグストアへ直行。
そこで購入したのが、乳糖が入っていない“ノンラクトミルク”

その日からさっそくそれまで飲んでいたミルクをやめ、ノンラクトミルクに切り替えてみました。

すると――
ミルクを飲んだ直後に下痢が出ない!
少し時間が空いてから出るように。しかも、うんちの回数もだんだんと減ってきたのです。

それから2〜3日後にはさらに改善し、
1週間ほどで1日1〜2回、以前のペースに戻り、次第にうんちの形状も普通に!

まさか、本当にミルクだったとは…
これまでずっとミルクを飲んでいたのに、こんなこともあるんだ!と驚きでした。

後日小児科で先生に報告し、「やっぱりそうでしたか…」と。
今回の続く下痢は、ミルクが原因だったことが判明しました。

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保育園ではミルクを飲んでいなかった!

ここでひとつ、謎が解けました。
保育園の先生と話していた「園ではうんちが出ない」という謎の現象。

実は保育園では、コップでミルクを飲む練習をしていたのですが、
娘はほとんど飲んでいなかったのです。飲んだとしても、せいぜい20〜30ml。

一方、家では哺乳瓶で100〜200mlをごくごく。
つまり、保育園ではほぼミルクを摂取していなかったのです!

なるほど、だから保育園では下痢が出なかったんだ…と、全てがつながりました。
担任の先生と、「だからかーー!!」と声をだして一緒に納得しました。

「乳糖不耐症」は体質だけじゃない!?

「乳糖不耐症」と聞くと、多くの人は「生まれつきミルクが飲めない体質の子」というイメージを持つかもしれません。私もそうでした。
でも今回私が初めて知ったのは、風邪や下痢がきっかけで、一時的に乳糖不耐症になることもあるということ。

これを「二次性乳糖不耐症」と呼び、乳児や幼児には比較的よくあるケースなのだそうです。
保育園の看護師さんからも「胃腸炎のあとになるお子さんも結構いるんですよ」と後からお聞きしました。

下痢が続くことで、乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が一時的に減少。
その結果、乳糖が消化できず、ミルクを飲むと下痢が悪化するというメカニズム。

つまり、風邪や胃腸炎の“治りかけ”の時期に、見えない不調がまだ腸に残っていることもあるんですね。

まとめ:元気なのに続く下痢、そんな時は…

今回のことで、「乳糖不耐症」は特別な体質の子だけに起こるものじゃない、
一時的に誰にでも起こりうるものなんだと、身をもって学びました。

  • 風邪のあとの長引く下痢
  • 食欲も機嫌も良いのに、下痢だけ続く
  • 整腸剤を飲んでいるのに治らない
  • ミルクを飲むと下痢が出る

そんな時は、“乳糖不耐症”を疑ってみてもいいかもしれません。

こういった知識や情報を知っていることで、いざという時、ママたちの不安を少しでも減らせたら嬉しいです。
同じように悩んでいる方の参考になりますように。

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