以前、産後の食いしばりで前歯が欠け、40代にしてインプラント矯正を決断した体験をブログに書きました。
今回は、実際に「インプラント生活」が始まってから感じている生活の不便さやストレス、そしてママならではの困りごとについて、リアルな体験を記録しておきたいと思います。
これからインプラント矯正を考えている方、今まさに始まったばかりの方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
初装着で感じたのは「きつい!」痛みは夜に…
初めて歯医者でインプラント装置を装着したとき、最初に出た言葉は「きつい!」でした。
想像以上に歯が締め付けられる感覚があり、じわっと圧迫されるような不快感が。
その時点で「これは慣れるまで時間がかかりそうだな…」と不安に。
その日の夜にはじわじわと痛くなってきて、じっとしていてもジーンとするような歯の痛みに変わっていきました。「これは効いてる証拠なんだ」と思いつつも、歯医者で先生から「痛み止めいりますか?」と聞かれたことを思い出し、どこまで痛くなるんだろう?痛み止め飲むくらいまで痛くなるのかな?と、不安なスタートでした。
正直、インプラント生活は「自由ではない」
装着中は水しか飲めない…!?
私は食べることが本当に大好きです。しかも今は育休中ということもあり、家で気ままにおやつを食べたりコーヒーを飲んだりしていた生活でした。
でも、矯正が始まってからはそんな生活が一変。
基本的に装着中に飲めるのは「水のみ」!
お茶もコーヒーも、飲むたびに装置を外して、飲んだ後は口をゆすいで、また装着…という流れ。
これがものすごく面倒で、もともと毎日お茶を飲む習慣があった私ですが、気軽にお茶をゆっくり飲む機会も減り、間食のハードルも上がりました。
気分転換にコーヒー1杯、おやつをパクパク…ができない生活。
もしかしたらその方が健康的なのかもしれませんが、
食べることが大好きな私にとって最大のストレスです。
料理中に味見ができない!ママならではの盲点
これはインプラントを始めてから気づいたのですが、料理中に味見ができないのもかなり不便です。
私は今、2人目が離乳食の時期なので、味の濃さや柔らかさの確認が必要なことが多いのですが、装着したままでは味見ができません。
家族のごはんでも「ちょっと味付け足した方がいいかな?」というとき、パッと確認できないのが地味にストレス…!
ママ目線ならではの悩みかもしれませんが、毎日の食事作りに支障が出るとは想定外でした。
「1日22時間以上装着」のプレッシャー
インプラント矯正では、装着時間は1日22時間以上が理想と言われています。
そのため、食事や飲み物で外している時間が長いと、「あ、早く食べ終えなきゃ」「これ以上だらだらしてると22時間切っちゃう…」と、常に時間を気にしながら食べている自分がいます。
それが地味につらい…。
本来、食事ってリラックスして楽しむ時間のはずなのに、
今は「早く終わらせなきゃ」という焦りがあって、味わう余裕がなくなってしまうのが本音です。
さらに思ったのが、友達とランチやお茶に行った時のこと。
気づけば2~3時間なんてあっという間。
おしゃべりして、デザート食べて、コーヒー飲んで…なんてしてたら、もう装着時間どうするの!?って焦ってしまう。
「こんなに気にしながら外食することになるなんて、インプラント始める前は全然想像してなかったな…」と感じました。
外出時、就寝時の“装着忘れ” 失敗談
インプラント矯正をはじめてから約3週間。
まだたったの3週間なのですが、実は、、
これまでに、外出時の装着忘れが1回、就寝時の装着忘れが1回ありました…。
遠出の外出の日。子どもたちの支度に追われ、歯を磨いたところまでは良かったのですが、その後子どもたちの支度に追われ、そのまま慌ただしく家を出て出発。
お昼になり、外出先でレストランに入った瞬間に、ハッとして「…あれ?やばい、今日つけてない!!」と気づきました。
また、朝起きて、口の中のいつもと違う感覚に、「つけてなかった!」と気づいた時の絶望感。。
やっぱり面倒くさがりの私には絶対向いていない…!と感じるのです。
やめたいけど、やめられない。なぜなら、
『大金をかけているんだから!!!』
その一心でがんばっています。笑
お金がかかっていなければ、とっくに断念していたかもしれません。
その後、家では夕食後に自分が装着するのを忘れても、夫や誰かが気づいてくれるように(他力本願…(;^_^)
キッチンに、インプラントを外した時にすぐかけて置けるようにフックを付けました。
また、時々、4歳の娘が「お母さん、歯つけたの?」と聞いてくれるようになりました。笑
周りに支えられながら、なんとか頑張っています。
間食が減って「痩せるかも…?」 前向きな気持ち
そんなふうにストレスはあるけれど、最近ちょっと思うようになったこともあります。
それは、「このめんどくささで間食が減って、もしかして少し痩せるのでは?」という前向きな妄想(笑)。
実際、コーヒーやおやつをちょこちょこ摂るのが面倒で控えるようになったので、
お菓子の量は確実に減りました。
ストレスではあるけれど、それをプラスに転換して、ちょっとでも前向きに続けていきたいと思っています。
とりあえず、昨日の夜久しぶりに体重を測っておきました(笑)
まとめ
インプラント矯正を始めてみて思ったのは、
「実際にやってみないと分からない不便さ」がたくさんあるということ。
日常生活では意外と小さなストレスが積み重なっていきます。
でも、それを知っているだけで、心構えができる。
私のインプラント生活は、計画どおりにうまく進めば23シートで、約1年間。
まだまだ先が長いですが、同じように頑張っている人がいると思えるだけで、少し前向きになれます。
この記事が、これから始める方や、今悩みながら頑張っている方の参考や励みになればうれしいです。
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