産後の尿漏れと骨盤底筋ケアの重要性
産後に尿漏れを経験したママは少なくないと思います。私もその一人です。
1人目出産後から時々尿漏れがありましたが、育児の忙しさに追われて「そこまでひどくない」「まだ大丈夫」と、自分の体のケアをついつい後回しにしていました。
しかし、2人目出産後に衝撃的な尿漏れ体験をし、それをきっかけに骨盤底筋のケアがいかに重要かを改めて実感しました。
衝撃のトランポリン事件
そんな中、2人目出産後、長女と一緒にトランポリン施設に遊びに行った際、衝撃的な尿漏れ体験をしました。トランポリンでジャンプをしたり跳ねたりするたびに、少しずつ尿が漏れてる・・!!
次第にズボンがしみるのではないかと不安になり、目の前の楽しそうな娘を前に、顔は笑顔でも内心は冷や汗が出るほどでした。
あまりにも衝撃的な体験で、ショックを受けるとともに、そこから改めて骨盤底筋ケアを真剣に考えるようになりました。
骨盤底筋ってなに? 尿漏れとの関係
「骨盤底筋」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、その役割をしっかり理解している人は少ないかもしれません。骨盤底筋は、尿道や膣、肛門を支える重要な筋肉で、これが弱くなると、尿漏れを引き起こす原因となります。
妊娠や出産で骨盤底筋が伸びてしまうと、膀胱をしっかりと支えることができなくなり、くしゃみやジャンプなどの衝撃で尿が漏れてしまうことがあるのです。
特に2人目以降の出産では、この筋肉がさらに緩んでしまうことが多いため、注意が必要です。
私も1人目出産後からちゃんとケアをしていれば‥と、今になって思います。
私が取り入れた対策
衝撃的な体験をきっかけに、私は骨盤底筋のケアを真剣に取り入れることにしました。具体的には以下の対策を実践しています。
骨盤底筋体操
まず取り入れたのが、誰でもできる「ケーゲル体操」です。これは、尿道を締めるように意識して筋肉をキュッと引き締め、数秒キープする体操です。難しく感じる方は、肛門を引き締める感じでやってみてもいいと思います。1セット10秒間、10回繰り返しましょう。
とはいえ、育児中にわざわざ時間をとろうと思うと、私自身もめんどくさくなってしまいます。なので、私は寝る前に布団の中でやるようにしています。
骨盤ベルトの使用
産後の骨盤のゆるみを補正するために、無理のない範囲で骨盤ベルトを使用するのもオススメです。
私はトコちゃんベルトを使用していますが、私は独身時代、産科病棟で働いている頃から、先輩方の影響で仕事中ベルトを巻いていました。腰痛予防などにも、妊娠中や産後以外でも使ってもいいと思います。骨盤周りがしっかりとサポートされ、尿漏れ予防にもなると思います。
尿漏れパットやおりものパット
トランポリン事件以降、尿漏れパットを使用するようになりました。妊娠中も尿漏れした時のために替えのパンツを持ち歩いていたので、心配な方は外出時に替えようのパンツも持ち歩くと安心かもしれません。
妊婦さん・産後ママへのメッセージ
私自身、骨盤底筋ケアの大切さについて理解はしていましたが、自分自身が体験することで、改めてその重要性を感じています。
妊娠中から産後のケアに積極的に取り組むことが、未来の自分を助けることにつながります。
出産後は体が変化しやすい時期でもあるため、早めにケアを始めることが大切です。
とはいえ、分かっていてもなかなか取り組めないというのが正直なところ。
私も、「あとでやろう」と後回しにしてしまっていました。忙しい毎日の中で、つい自分のケアを後回しにしてしまうことって、特に産後は誰にでもあると思います。
私が今回、尿漏れについての記事を書いたのも、「書いたからには自分もやらなければ!」と自分の動機付けにもなると思ったからです。生活の中で自分の良いタイミングを見つけて、毎日少しの時間だけでも続けられる仲間が増えると嬉しいです。一緒に、無理なくできる範囲から始めでいきましょう。
そして、妊婦さんには、妊娠中からの骨盤底筋ケアをぜひお勧めしたいです。
出産を控えている時期にこそ、骨盤底筋をしっかりと鍛え、準備を整えることで、産後の回復をスムーズにすることができます。
尿漏れや骨盤底筋の問題は、多くのママが同じような悩みを抱えています。
これから出産を迎える方や、産後のママたちにも、ぜひ前向きに骨盤底筋ケアを取り入れて、心地よい毎日を目指していただきたいと思います。
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